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VALENTE翻訳スクール開校に寄せて


POLYGLOT LINGUISTIC INSTITUTE代表
VALENTE翻訳スクール顧問 猪浦道夫

 

 1989年POLYGLOT LINGUISTIC INSTITUTEを開校して20年を過ぎ、これまでに優に1000名を超える多くの方々に英語をはじめとするさまざまな言語をお教えしてきました。その皆さんの学習目的も様々でしたが、産業翻訳者になることを志望とする生徒さん もが多数いらっしゃいました。

 このような翻訳志望者は口を揃えて「どのような勉強をどれくらいすればよいのか」、「実際に仕事があるのだろうか」と言い、なかには不安にかられて志半ばで夢を諦めていく生徒も多くいました。

 実際には、産業翻訳の仕事は溢れかえっています。教えてきた生徒のなかには、正月休みすらない者や月100万円稼ぐ者もいます。ですから、不安を口にする生徒には「優秀であれば仕事はいくらでもある」と言ってきました。

 優秀であるかどうかの分かれ目は、次のことが備わっているかどうかであると考えます。

1.徹底した調査力

試験の答案に例えれば、訳文は100点満点でなくてはいけません。しかし、実際の翻訳作業では辞書にない用語や表現が多く、これらを粘り強く調べて解決する必要があります。しかし実際には、調査不足の訳文が多数みられます。

2.外国語の基礎文法力がある

 翻訳作業では、基礎文法に忠実に構文解析をする必要があります。しかし、TOEICや英検といった資格試験対策を中心に勉強してきた翻訳者が実に多くいます。資格試験では、満点をとってクリアする必要がないため、資格をとったとしても「なんとなく理解できる」程度の語学力を身につけているにすぎないことが多いのです。
 私はこのような語学力を「温室語学力」と読んでいます。つまりリスク対応ができないのですね。こういう翻訳者は本質的な意味での文法力が不十分であるため、誤訳する頻度が高くなります。

3.日本語力がある

 外国語から日本語へ、日本語から外国語に変換するのが翻訳です。しかし、多くの翻訳者は、日本人であるというだけで日本語ができると思い込んでいます。そのような翻訳者の訳文は、外国人より日本語ができる程度の表現力しかありません。


 VALENTE翻訳スクールは、このような問題点を学習時から意識するべく、POLYGLOTLINGUISTIC INSTITUTEのメソッドを活用して教材や教授法が開発していきます。VALENTE翻訳スクールから多数の優秀な産業翻訳者が輩出されることを期待する次第です。


以上